HOMEやさしいギリシャ語の本読み終えた本 51~60
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読み終えた本 51~60

60. Η Κυρία Αυταρχική και τα ζωάκια いばりんぼさんと、動物さんたち

Panさんの感想

ある日、いばりんぼさんが町へ買物に行くと町には誰一人としていませんでした。
果たして、そこで起こった事件とはいったい・・・
町の人達の運命は・・・

んーん…この本はどう紹介していいのか・・・・
題名こそ「いばりんぼさんと動物さんたち」ですが、最初と最後にしか、いばりんぼさんは出演しません。いわゆるMR MEN and LITTLE MISS版「水戸黄門」です。「いばりんぼさん」は黄門様といったところでしょうか。
言い換えると、「セーラー服反逆同盟」の「美穂さん」です。

題名のとおり、動物さんたちがたくさんでてきますので、「へー、ギリシャ語ではこういうんだ」と勉強になる一品です。

bounoの感想

いばりんぼさん一人を仲間はずれ(?)にして遊びに行ってしまい、「彼女がいないと楽しいね」だなんて、けっこうみんなひどいこと言ってます。(笑)
でも事件が起こってからは、「この事態を解決できるのは彼女しかいない!」だなんて。ホント、お気楽というかなんというか。ある意味頼りにしているのね。
このシリーズは「名は体を表す」を地で行っていますから、途中、なんとなく伏線らしきものに気づいたりして、単純なお話ですが楽しめました。ギリシャ語のお話で先を読んだりして楽しめるなんて、ちょっとは進歩したのかな。

ところで、私は「セーラー服反逆同盟」の例えが分かりませんでした…。

59. Ο Κύριος Χαρούμενος και το Χόμπι του κυρίου Γκρινιάρη... しあわせくんと、ぶつぶつくんの趣味

Panさんの感想

ぶつぶつ君はお気に入りの趣味を探したくて、幸せさんと一緒に友人を訪ねて廻ります。
でも、結局、ぶつぶつ君のお気に入りの趣味とは…。

人生って、堂々巡りして、こういうことってよくありますよね。「となりの芝生は青い」とか「灯台元暗し」ってやつ? んーん…ギリシャの子供は小さい頃から、こんなことを学んでいるのか? 深読みしすぎだって(^^;)
動詞の過去形とか能動分詞とか知っていれば、素直に読める本です。また、単語が解らなくても、絵本の絵から想像がつきやすかったです。

bounoの感想

Mister Men & Little Miss シリーズです。何にでもぶつぶつ文句をいってばかりのぶつぶつくんに付き合って、一緒に趣味を探してあげるしあわせくん。しあわせくんって、本当にいいヤツだなあ。この本は先に Pan さんが読んだものを貸していただいたんですが、Pan さん作の日本語訳も付いていたので非常に助かりました。この日本語訳が、また秀逸。ああ、皆さんにも見せてあげたい。

58. Μουμπού η παραμύθου うそつきブブ

ブブは勉強ぎらいで、ウソばっかりついている女の子。それに見栄っ張りなので、ウソを言い出すと話がどんどん大きくなってしまいます。この間は違うことを言っていなかったっけ? さて、あるときブブは宿題を忘れてきた言い訳に、とんでもない作り話をしてしまいました。クラスのみんなも大人たちもつい信じてしまって、いつのまにか大騒ぎに…。

Mister Men & Little Miss と体裁はそっくりですが、こちらは Little Monsters というシリーズ。こちらのシリーズにも、聞かん坊で手に負えない子どもたちがたくさん出てきそうです。ブブのお話を読んでいてあれっ、と思ったのが、"παραμύθου" という言葉。"παραμύθι" は民話や物語など、いわゆるフィクションのこと表す言葉だということは知っていましたが、こんな風に作り話、ウソ話という意味にも使われることがあるんですね。
それから、この本で初めて "συμμαθητής" という言葉を覚えました。"συν-" (一緒に)と "μαθητής" (勉強する人?)の合成語なので、「同級生」かな? と思いながら調べてみたら、やっぱりそうでした。たまにこういう勘が当たるようになると、嬉しいですね。

57. Η Κυρία Αυταρχική και μαγική λέξη... いばりんぼさんと魔法のじゅもん

いばりんぼさんはいつでも、誰にでもいばっていて、会う人ごとにひどい言葉をあびせます。運悪く出会ってしまった人たちは本当にお気の毒。我慢しかねた "ちいさい"さんが、魔法使いの "アブラカダブラ"さんに、こらしめてほしいと訴えます。すると、いばりんぼさんがひどい言葉を投げかけるたびに、それと同じことがいばりんぼさん自身にも起こってしまいました。もとに戻してもらうためには、ある「魔法のじゅもん」を唱えればいいのですが…。さて、その「じゅもん」とは、いったいどんな言葉なのでしょう?

Mister Men & Little Miss シリーズ。原題の "Bossy" (親分風をふかす、いばりちらす)というネーミングも分かりやすいですが、ギリシャ語のほうの "Αυταρχική" (独善的な、尊大な)ってのもなかなか含みがありますねぇ。このお話に出てくる「魔法のじゅもん」、私たちもゆめゆめ忘れないようにしなければ!

56. Η Κυρία Παλαβούλα και η βόλτα στη θάλασσα... オカシイさんと海辺のさんぽ

Mister Men & Little Miss シリーズ。原作の英語のほうでは、"dotty" という言葉に "変わり者" と "水玉もよう" という二つの意味があるらしいです。それを調べてみて初めて、お話の意味がちょっとだけ分かったような気が…。この本に出てくるオカシイさんとそのお友達は、とにかく「変」! やることなすこと、ナンセンスなことばかり。「なんで? どうしてそうなの?」などと考えながら読んではいけません。でも、みんなとても幸せそうなのでちょっと羨ましくもなってみたり。

55. Ο Κύριος Αδιακριτός πέρτει στην παγίδα... 知りたがり屋さん、わなにはまる

知りたがり屋さんはとっても好奇心旺盛で、なんでも知りたがり。あるとき見つけた扉の奥へ奥へと入っていくと…

以前に読んだ、34. あべこべくんミスターさかさま)と同じシリーズの本。Mister Men & Little Miss という、イギリスの絵本のギリシャ語翻訳版です。59.で感想を下さった、Panさんのお友達(ギリシャ在住)に送っていただいて読みました。こんなこともあるなんて、少しずつギリシャ語の輪(?)が広がっていて嬉しいです。

このシリーズは色々な性格の登場人物が、それらしい行動をしながら事件を起こしたり、友達に出会ったりする本。文章も簡潔で読みやすく、お話の最後にはちょっとした教訓も含まれていて、大人が読んでもなかなか面白いです。たくさん出ているようなので、全部集めて読んでしまいたいくらい。

54. Λυσιστράτη リシストラーティ(女の平和)

アリストファネス作の有名なギリシャ喜劇を子供向けに書き直したもので、シリーズ名も「子どものためのアリストファネス」。日本では『女の平和』という題名でよく知られていますが、ギリシャ語では "Λυσιστράτη" という女性の名前がそのままタイトルになっています。古代ギリシャ語では「リューシストラテー」となるそうですが、せっかくなので「リシストラーティ」と現代語読みにしてみました。

お話を知ってる人は、
「えーっ!? 『女の平和』を子供向きに? いったいどうやって?」
と思われるかもしれません。なにしろ"エッチ"な台詞がてんこもりに出てくる喜劇なので。
でも、そこはご心配なく。きわどい場面はばっさりカットされ、
「男たちが戦争をやめるよう、私たち女で団結しましょう」
という部分だけが、ぐっと凝縮されていました。『女の平和』から下ネタを取り除くと、こんなに平和賛美な物語になるのかぁ、と、今さらながら驚きです。

文章は、よく気をつけて読めば8~9割がた理解できる単語ばかり。これだけの言葉で『女の平和』が読めるって、よく考えるとすごいことだなあ。他に『蛙』、『福の神』、『平和』、『鳥』が出版されているようですので、アリストファネス超入門としてもおすすめです。

53. Η Μικρή Γοργόνα にんぎょひめ

13. おおかみと七匹の仔やぎ14. おやゆびひめ17. 眠れる森の美女20. 鉛の兵隊と同じ Χρυσές Ιστρίες シリーズ。

ちょっとビックリしたんですが、現代ギリシャ語で人魚のことを γοργόνα (ゴルゴナ、ゴルゴン)と言うんですね。ゴルゴンといえば、ギリシャ神話では恐ろしい怪物のことです。髪の毛は蛇で、その顔を見ると石になってしまう…、というお話を聞いたことがある方も多いんじゃないでしょうか。英語でも "Gorgon" は恐ろしいもの、醜いものの代名詞になっているらしいのですが、ギリシャ語では必ずしもそうではないみたい。面白いですね。

同じシリーズの他の本に比べて、文章の割合が多くて読み応えがあります。長い文章のページでは、少し息切れがしそう。余談ですが、この本に出てくる μάγισσα も見た目すごい姿をしていますよ。あんたの方が「ゴルゴン」でしょ、という感じです。

52. Η Πεταλούδα ちょうちょ

9. 木12. きつねと同じく四季 (τέσσερεις εποχές) シリーズのひとつ。
残念ながらこの本だけは、辞書なしではちょっと内容がつかめませんでした。同じシリーズでも著者はそれぞれ違っているんですが、文章の好みも関係しているかもしれません。まだあまり読みこなせないうちは、当たり前かもしれませんが凝らないで簡潔に書かれているものの方が読みやすいですね。

51. Η Κότα にわとり

9. 木12. きつねと同じく四季 (τέσσερεις εποχές) シリーズのひとつ。お気に入りシリーズの5冊目です。
この本もかわいらしい内容。雌鳥のΠόπηΜερόπηが卵の数で競ったり、かっこいい雄鶏と恋したり。
文章と単語も、それほど難しくないと思います。


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