My Photo
May 2015
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

twitter

無料ブログはココログ

現代ギリシャ語

May 21, 2015

ギリシャ語検定(Γ1) 2015年

5月20日(水)に、2015年度のギリシャ語能力検定(Γ1レベル)を受けてきました。3年ぶり。
問題の内容など、覚えているうちにメモしておきます。


【受験者情報】
ギリシャ語歴:
  朝日カルチャーセンターで27歳から。2014年春に、仕事が忙しくなってきたため教室へ通うのをやめ、自学だけに変更。

ギリシャ渡航歴:
  個人旅行のみ。2002年からは年2回、各一週間~10日程度。

語彙レベル:
  単語帳に入ってるのが16,000語くらい。今の自学は単語に偏ってます。


2012年に受けた時のメモがこちらにありますので、リンクしておきます。自分でも久しぶりに読みかえしました。

ギリシャ語検定(Γ1)、不合格でした!
 http://www.bouno.net/blog/2012/08/1-a304.html

Continue reading "ギリシャ語検定(Γ1) 2015年" »

August 07, 2012

ギリシャ語検定(Γ1)、不合格でした!

5月に受けてきた、ギリシャ語検定の結果がきました。残念ながら今回は不合格。
予想はしていたので仕方がないです。
文法、読解、聴解、作文、口述のうち、口述だけが合格でした。…えっ、そうなの?(゚ー゚;

受験後すぐに書いておいたメモを、整理して公開します。
何か思い出したら書き足そうと思ってましたが、やっぱり思い出せませんでした。orz

来年以降、受験してみようという方がいらっしゃれば参考になるかも知れません。

Continue reading "ギリシャ語検定(Γ1)、不合格でした!" »

February 09, 2011

88. Ελληνική Μυθολογία - οι Θεοί

88. Ελληνική Μυθολογία - οι Θεοί (ギリシャ神話-神々)

著者:Ντόρα Παπαϊωάννου
出版社:Ίστρος
総語数:27,000語
頁数:本文148ページ
読了日:2011年02月09日

実に2年半ぶりの読了報告です。
2008年12月に読み始めた、という記録が残っているのですが、なかなか読み進められずに持ち歩いておりました。これではいかんと、昨年12月から集中して読書を開始。約2か月で残りの70ページほどを読了しました。

この本はレベル4ですが、使われている語彙が格段に増えている(と感じる)ので、かなり苦戦しました。漫然と読んでいると何度も同じ単語を辞書で調べることになってしまうので、読むことと語彙強化を並行してやるようにしました。

Continue reading "88. Ελληνική Μυθολογία - οι Θεοί" »

February 28, 2010

2010年度ギリシャ語検定試験 申込締切:2010年03月15日(月)

今年度のギリシャ語検定、受検要領がすでに発表になっていますね。

ギリシャ政府観光局:ホットニュース
 http://www.visitgreece.jp/news/index.html#100217
ギリシャプラザ:2010年度ギリシャ語能力検定試験
 http://e-girisha.com/service_3.html
Κέντρο Ελληνικής Γλώσσας : Εξετάσεις πιστοποίησης ελληνομάθειας 2010
 http://www.greeklanguage.gr/node/117

■締切期限:2010年03月15日(月)
■試験日:2010年05月11日(火)~12日(水)
■会 場:共立女子大学3号館(東京都千代田区神田神保町3-27)
■レベル:Level Α, Β (5/11) Γ, Δ (5/12)
■受験料:10,000~12,000円

受験される方はいらっしゃいますか? どうか頑張ってくださいね!

September 29, 2009

lang-8.com ネイティブが添削してくれる学習系SNS

8月の終わりに lang-8 (ランゲート)というSNSを知り、さっそく登録してみました。
外国語で日記を書くと、ネイティブが添削してくれるという学習系SNSです。

↓私はこの記事を読んで知ったのですが、サービス開始は2007年05月頃だったようです。

革新的なネットサービスを表彰 「WISH2009」は立ち見も出る盛況
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0908/24/news027.html

詳しい紹介はこちらのサイトなどに紹介されています。

語学学習者のための相互添削サイト "Lang-8" がすばらしい
 http://www.madin.jp/diary/?date=20080924
Lang-8のよいところ
 http://d.hatena.ne.jp/rhb/20090822/p2

いま一生懸命書いているのは、もちろんギリシャ語の作文。
はやく試してみたいという方は、迷わずlang-8にGO!

 http://www.lang-8.com
 http://m.lang-8.com (モバイル)
 http://lang-8.com/71644/ ←私のアカウント

以下は感想文なので、読まずに飛ばしていただいてOKです。(笑)

Continue reading "lang-8.com ネイティブが添削してくれる学習系SNS" »

July 15, 2009

現代ギリシャ語でギリシャ悲劇

来月始めに、一週間ほどギリシャに行く予定です。今年も、地方公演をする劇団を追いかけての観劇旅行となりそう♪
行き先はヨアニナ、スパルタ、エピダウロス、デルフィで、それぞれ「アルケースティス」、「ペルシア人」(ともに国立劇場)、「トロイアの女」(北ギリシャ国立劇場)、「供養する女たち」(ラリサ地方公立劇場)を見てきます。今年発表の作品で面白そうだなと思ったものが、全て見られそうなので今からワクワクしています。

短い日程でできるだけたくさんの上演を見たかったので、Hellenic Festival のプログラムが発表されてから、劇団の公式サイトや地方のフェスティバルのスケジュール、ギリシャのニュースサイトなどを時々チェックするようにしていました。すると、ちょうどよく上演日の詰まったところを発見。今年はそこを狙って行くことにしました。

また、今年は現代ギリシャ語でも少し予習をしています。
いつもは、原作の日本語訳を読んであらすじをつかむようにしておくのですが、最近ギリシャ語では一体なんて言っているんだろう? と、気になるようになってきたので。
ギリシャのオンライン・ショップで、古典ギリシャ語-現代ギリシャ語の対訳本を購入しました。

 Άλκηστις (アルケースティス)
 Πέρσαι (ペルシア人)
 Τρωάδες (トロイアの女)
 Χοηφόροι (供養する女たち)

ギリシャ語版だけを読み通すというのはさすがに辛いので、日本語訳(ちくま文庫のもの)を読みながら、気になる箇所だけ現代ギリシャ語版で追っていく、という読み方をしました。とりあえずは、あらすじが分かればいいので…。長台詞やコロスの箇所は飛ばしまくりですが、観劇予定の4つの作品はざっと読み終えました。
古典ギリシャ語は読めませんので、そちらは一切見ていません(^^;)。

こんないい加減な読み方でしたが、現代ギリシャ語版のギリシャ悲劇、とっても面白いです。すごく「分かりやすい」現代語訳になっているのです。
日本語訳は、基本的には古典ギリシャ語の原作を日本語に書き換えたもの。訳者によって少し違いますが、語順などできるだけ元のギリシャ語の並びと同じになるように工夫されています。使われている単語も文語調というのでしょうか、格調高く、美しいのですがふだんあまり見かけない言葉だったりします。そのせいか、日本語ではあるのですが、私などにとっては少し読みにくいと感じてしまうこともあります。
ところが古典ギリシャ語→現代ギリシャ語の訳では、意味を変えない程度に文章を短く切ったり、簡単な言い回しを使ったりしているので、直感的に分かりやすくなっているのです。
日本の古典で言えば、「いとをかし」が、「たいへん興味深い」と言い換えられているようなものでしょうか…?

例えば「ペルシア人」冒頭の部分、コロスが自己紹介をするのですが、日本語訳では

「(これなるは)…ダレイオス王の子クセルクセスが親しく選びたまいて国を守らせたもうもの。」(湯井壮四郎訳)

とあります。はじめ、「親しく」の意味がよく分からなかったのです。自分の日本語力のなさを感じてしまいますが…。これが、現代ギリシャ語では

Ο Αφέντης ο Ξέρξες - βασιλιάς Δαρειογέννητος ο ίδιος μας διάλεξε
(主人、クセルクセス - ダレイオス王の子が、自分自身で、我々を選んで)

と書かれていて、あっ、そういう意味なのか! と分かりました。国語の辞書で調べてみると、高貴な人が、自分で何かを直接行うことを「親しい」とか「親しく」というふうに言うんですね。知らなかった…。

それから、「トロイアの女」でカッサンドラが連れ去られる場面。
巫女の身でありながら、敗戦のため相手方の大将の愛人にされることを嘆いて、聖なる髪紐を投げ捨てるところ。
日本語訳では

「ああ、どの神よりも慕わしいアポロンの聖なるしるし、この髪紐ともお別れか。…私の肌の穢れぬうちに…」
「では母上さらば、どうかもうお泣き下さいますな。おお、愛しい祖国よ、今は地下に眠る兄弟たち。また父上よ、」(松平千秋訳)

と書かれています。これもとても美しいのですが、現代ギリシャ語では

Ω στεφάνια του λατρευτού θεού μου ...
Γειά σας
Γειά σας στεφάνια μου, όσο είμαι αγνή ακόμα!

Σ' αφήνω μάνα μου. μην κλάψεις.
Πατρίδα μου Χαίρε
Αδέλφια μου κάτω στη γη Πατέρα μου

という表現でした。うーん、こちらも美しい…。

「ヤ サス」「ヒェレ(ヒェレテ)」なんて、ギリシャ語を習い始めて最初のほうに覚える挨拶ですよね。こんなに美しく悲しい場面でこういった言葉を見かけると、よく知っている言葉がなんだか違って見えるから不思議です。

こんなふうに、覚えやすくて好きな箇所だけでも台詞を記憶しておけば、その場面を見るのが楽しみになりそうです(実際の上演でまったく同じ訳が使われるとは限りませんが)。

今年の観劇予定のうち、「アルケースティス」、「ペルシア人」は初めて見るもの。「供養する女たち」も単独では初めて。「トロイアの女」は、ギリシャ語での上演を見るのは初めて。会場のヨアニナ野外劇場、スパルタのサイノプーリオ円形劇場、デルフィのプリュニコス劇場も、そこで上演を見るのは初めて。
期待が膨らんでしまいます。楽しんできますね!

※引用部分、日本語訳はちくま文庫の「ギリシア悲劇」シリーズから、現代ギリシャ語は ΕΠΙΚΑΙΡΟΤΗΤΑ 社の Αρχαίο Ελληνικό Θέατρο シリーズからです。

March 21, 2009

朝カルの「ギリシャ語検定直前対策」 2009年3月28日(土)~

ギリシャ語検定を受検予定の方、申込期限が3月24日(月)に迫りましたね。もう申込はお済みになりましたか?
今年も、直前対策講座が朝日カルチャーセンターで開催されるそうです。3月28日より、全5回。

ギリシャ語検定直前対策
 http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=41863&userflg=0

ただ、講師は過去2回とは別の方のようなので、内容が変わるのかどうかまでは分かりません。

去年、一昨年に受講したときは、ギリシャ語のレクチャーがあるわけではなくいきなり過去問のリスニングから入りました。会話は受講生同士、または講師との間で本番の試験にそって行い、読解と作文は毎回宿題でした。分からない点があればそのつど質問し、解説してもらうといったスタイルです。模擬テストを5回分受けたような感じでした。
それまで勉強してきたことの仕上げと、本番の試験に慣れるという効果があったと思います。

今年受験される皆さん、頑張ってくださいね。合格をお祈りしています!

2009-03-21 01:11:56

February 18, 2009

2009年度ギリシャ語検定試験 申込締切:2009年03月16日(月)

今年度のギリシャ語検定の概要が発表になりました。

ギリシャ政府観光局:ホットニュース
 http://www.visitgreece.jp/news/index.html
ギリシャプラザ:ギリシャ語検定試験
 http://www.e-girisha.com/info_plaza.html#info3
Κέντρο Ελληνικής Γλώσσας : Εξετάσεις πιστοποίησης ελληνομάθειας 2009
 http://www.greeklanguage.gr/node/117

■締切期限:2009年03月16日(月)
■試験日:2009年05月13日(水)~14日(木)
■会 場:共立女子大学3号館(東京都千代田区神田神保町3-27)
■レベル:Level Α, Β (5/13) Γ, Δ (5/14)
■受験料:10,000~12,000円

検定のレベル分けが改定になるという噂があったのですが、今年度はまだ変更されませんでしたね。従来のΑ~Δでの実施となるようです。従来レベルと、改定後レベルの対応は、Hellenoic American Union のサイトが参考になりそうです。

Hellenoic American Union
 http://www.hau.gr/?i=hau.en.exams_greek

今年は、私はΔレベルは受験しない予定。…ってか、そんな実力がまだありません(^^;)
でも勉強は続けていますので、いつかΔ受験を目標にがんばっていきたいです!

December 15, 2008

単語の覚え方と語源辞書

英単語を覚えるのに語源を意識するとよいと言われますが、ギリシャ語を覚えるのにも有効です。

現代ギリシャ語には他の言語からの借用語(外来語)も多いので、思わぬことが理解につながって忘れにくくなることがあります。

例えば、φανέλα ファネラと πουκάμισο プカミソ。

φανέλα はTシャツなどのニット地のシャツで、πουκάμισο はボタンで止めるタイプのシャツ(ワイシャツ)なのですが、私はこの二つがいつまでたっても覚えられませんでした。ていうか、ファネラって何!? なんでシャツがプカミソなの? μπλούζα (ブルザ)はブレザーじゃなくブラウスのことで、ブレザー(ジャケット)は σακάκι (サカキ)って言うのね(涙)…と、ギリシャ語の服飾関係の言葉はなじみのない単語ばかりで、しょっちゅう混乱しています。

さて、φανέλα と πουκάμισο に戻るのですが、たまりかねてこれらの言葉を希希辞書で調べてみると、語源としてそれぞれ次のように載っていました。(Λεξικό της κοινής νεοελληνικής より)

φανέλα,η [βεν. fanela < ιταλ. flanella < γαλλ. flanelle < αγγλ. flannel]

πουκάμισο,το [< υποκάμισον `ρούχο κάτω από την καμίσα΄ < υπο- + *καμίσ(α)]

これを見ると、φανέλα ってのはベネチア語の fanela から来ていて、元をたどると英語の flannel が語源らしいことが分かります。フランネルなら聞いたことがあります。念のため調べてみると、「平織またはあや織の、柔軟で、軽く、布面をややけば立たせたもの」…だそうです。うーん、Tシャツは平織じゃないけど、軽くてふわふわした感じの布なのね、というイメージはできます。
一方 πουκάμισο のほうは、もともと υπο + καμίσα って形だったみたい…というのが分かります。ざっくり抜粋してしまってるのですが、この後も読んでいくと、 καμίσα はラテン語の camisia で、もっと遡るとアラビア語にたどり着くようです。もしやと思ってキャミソール camisole の語源を、今度は英語の語源辞書で調べてみると、同じくラテン語の camisia (シャツ、チュニック)にたどり着きました。キャミソールとプカミソは語源が同じだったんですね。

こうやって調べてみると、なんのことやら意味の分からなかった φανέλα と πουκάμισο にも、なんとなく思い浮かぶものができました。φανέλα ときたら、ちょっと柔らかい手ざわりのシャツ。πουκάμισο と聞いたらキャミソール(笑)をイメージするようになっちゃいましたが、一般的なシャツのことなのね、と納得できるようになりました。

語源を調べるのによく使っているオンライン辞書は、以下のものです。

Λεξικό της κοινής νεοελληνικής
 http://www.komvos.edu.gr/dictionaries/dictonline/DictOnLineTri.htm

Online Etymology Dictionary
 http://www.etymonline.com/

他にも、イタリア語やトルコ語由来、アラビア語由来の言葉など、出自が納得できると、そうでないときより覚えやすくなるように思います。もちろん、古代からのギリシャ語が今でもそのまま使われている例もたくさんあります。そういう単語の場合は…、諦めてそのまま覚えます。(笑)
いずれにしても、これだけのことがオンラインで調べられてしまうのはありがたいことです。

August 17, 2008

Γレベルってどんなレベル?(ギリシャ語検定)-つづき

■ギリシャ劇の楽しみ方

Γレベルってどんなレベル?(ギリシャ語検定)で、今年の旅行での経験とヨーロッパ共通参照枠(CEFR)についてお話ししましたが、今度は完全に趣味のお話。ギリシャ劇を見に行くとき、どの程度聞き取れているのか? ということを書こうと思います。が、お察しの通り、ほとんど聞き取れておりません。(^-^;)

古代劇ばかり見に行くのは単純にそれが好きだということと、ストーリーが予習できるから、という理由があります。ギリシャ悲劇、ギリシャ喜劇は日本語で翻訳が出ていますので、初めての作品を見るときは前もって日本語訳を読んでいきます(行きの飛行機の中の時間つぶしにちょうどいいです)。
はじめは本当に何を言っているのか分からないのですが、ストーリーを知っていれば、登場人物の出入りでだいたいどのあたりをやっているのかは察しがつきます。
最初のうちは、固有名詞を聞き取るのが楽しくて仕方ありませんでした。ギリシャでは古代劇も現代ギリシャ語で上演されていますので、固有名詞が現代ギリシャ語式に格変化するのが面白いです。オレステス、メネラオスが呼格(呼びかけ)で「オレスティ」「メネラエ」となったり、父上、母上が「パテラ」「ミテラ」、息子よ、が「イエ・ム!」となって聞こえてくるだけでもわくわくしていました。

今でもあまりその頃から進歩してません。でも、今年は少しだけですが、台詞が「かたまりで」聞こえる箇所があって嬉しかったです。
喜劇『鳥』では、次々にやってくる訪問者に

「君はだが何者だね。」
Ποιός είσαι 'σύ;

と聞くところが何箇所か出てくるのですぐ分かります。
それから、『鳥』の中では女神イリスの登場シーンが、短い台詞のやりとりなので分かりやすくて好きなところです。

「名前はなんという、客船かそれとも下賤の者か。」
「すみやかなイリスじゃ。」
「パラロスかサラミニアか。」
「それがなんとした。」

Και το όνομά σου; Καράβι είσαι η καπέλο;
Η Ίριδα η γρήγορη. Η αγγελιοφόρος.
Σαλαμινία η Πάραλος;
Γιατί αυτό;

また、鳥の王ヤツガシラの台詞が、ギリシャ語ではとてもシンプルな表現になるのが面白かったです。

「わしを尋ねとるのはどの仁たちじゃな。」
Ποιοί 'ναι αυτοί που με ζητούν;

同じような場面で、『フェニキアの女たち』でクレオンに呼び出されたテイレシアスの台詞も分かりやすくなっていたので、聞き取ることができました。

「やれやれ、やっと着いた。何の用でわしを急に召されたのかな、クレオン殿。」
Ωραία, φτάσαμε. Γιατί με θέλεις, Κρέοντα, και τόσο βιαστικά;

また、ギリシャ悲劇ではプロローグでこれまでのいきさつや登場人物のつながりを長台詞で語ることが多いのですが、意外とこれが文章としては単純なので、聞き取りやすいということが分かりました。同じく『フェニキアの女たち』では、こう言っています。

「やがてカドモスはキュプリスの娘ハルモニアをめとり、ポリュドロスをもうけました。その子がラブダコスで、またその子がライオスということです。」

Την Αρμονία παντρεύτηκε της Κύπριδας την κόρη κι από το γάμο βλάστησε ο Πολύδωρος κι απ' τον Πλύδωρον ο Λάβδακος κι από τον Λάβδακον ο Λάιος γεννιέται.

上演のプログラムを買うと台本が収録されていることがあるのですが、今回は『フェニキアの女たち』がそうでした。気になった箇所の台詞をパラパラと確認してみるのが、すごく楽しいです!
また、ギリシャでは古典作品が古典ギリシャ語と現代ギリシャ語の対訳で出版されているので、少しずつ買い足したりしています。

『バッコスの信女』では、薄いパンフレット程度しかなく上演台本は確認できませんが、対訳本と見てきた芝居とで、細かい表現の違いが確認できたのでこれまた嬉しかったです。

「まずお前のその美しい髪を切り落してやろう。」
「この髪は神聖なもの、私は神のためにこの髪を伸ばしているのです。」

という箇所ですが、対訳本では

Τα γυναικία σου μαλλιά θα κόψω πρώτα.
Είναι ιερά. Για το θεό τα μεγαλώνω.

となっているところ、全部は覚え切れませんでしたが上演では、

Πρώτα απ' όλα... (何よりもまず…)
Είναι αφιέρωμα αυτά τα μαλλιά... (この髪は神への奉げもの…)

という表現になっていました。

話がだいぶマニアックになってしまってすみません。
でもここに書いたように、少しでも台詞が聞き取れると、そりゃもう嬉しくて仕方がなくて。逆に喜劇では、たぶんアドリブで可笑しなことを言っているんじゃないかという箇所で、ギリシャ人がいっせいに笑っているときに笑えない。これが悔しくて悔しくて…。
いつか喜劇で笑えるようになるぞ、という遠い目標を掲げながら、細々と勉強を続けているのです。
劇場通いもまだまだやめられそうにありません。

[参考文献]
 『ギリシア悲劇IV エウリピデス(下)』 ちくま文庫 1996年 第三刷
 『ギリシア喜劇II アリストパネス(下)』 ちくま文庫 1986年
 Ευριπίδης, Βάκχαι, Επικαιρότητα, 1997
 Αριστοφάνης, 'Ορνιθες, Επικαιρότητα, 1994
 Αμφι-Θέατρο, Φοίνισσες, 2008