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« 16. メソニ | Main | 現代ギリシャ語能力検定、申込み開始 »

January 28, 2007

17. ピュロス

7月24日(月)の日記、続きです。

メソニから北へ9km、ピュロス Pylos (現代語読みでは ピロス)の町に到着しました。今日はここに泊まります。
現在は人口 5,000人ほどの小さな町ですが、歴史的にはとても重要な場所でした。

Pylos (Wikipedia)
 http://en.wikipedia.org/wiki/Pylos

古くはホメロスの叙事詩『オデュッセイア』(第一歌、80-95)の中で、「砂浜の国ピュロス」と歌われています。
オデュッセウスは、トロイア戦争が終わっても長い間帰国することができませんでしたが、国に息子のテレマコスを残していました。成人したテレマコスが、父の消息を聞くためにピュロスの老王ネストルを訪ねて行くという場面が描かれています。

ネストルはトロイア戦争に参加した最年長の王で、彼の宮殿だとされるミケーネ時代の遺跡が、ここピュロスにあります。

The Palace of Nestor at Englianos
 http://www.culture.gr/2/21/211/21107n/e211gn01.html

また、ギリシャ独立戦争のときにもここが重要な舞台になりました。ピュロスの町があるナヴァリノ湾で、1827年、英仏露の連合艦隊がトルコ・エジプトの艦隊を撃破して、ギリシャの独立を決定的なものにしました。「ナヴァリノの海戦」と呼ばれる戦いだそうです。

Battle of Navarino
 http://en.wikipedia.org/wiki/Battle_of_Navarino

町から歩いて行ける丘の上には、オスマン・トルコ時代に作られた要塞、ニオカストロがあります。

Castle of Pylos - Niokastron
 http://www.culture.gr/2/21/212/21205a/e212ea06.html

遺跡の紹介などはあとでゆっくりすることにしまして、まずはホテルにチェック・インしてゆっくり休憩とお昼ご飯です。

Hotel Miramare
 http://www.hotelsofgreece.com/peloponessos/miramare/index.html

Bクラスのリーズナブルなホテルです。

お部屋からの眺め。ホテルの前が、すぐ海です。

ナヴァリノ湾内なので、波もなくおだやか。誰でも海水浴ができます。

ホテルからすぐ、港のところに何軒かのタヴェルナが並んでいたのでここでお昼ご飯を取りました。
キュウリとトマトのサラダ

タコのグリル(左)と、エビのサガナキ(右)。
エビのサガナキは、トマトソースとチーズで煮込んだエビを、オーブンで焼いたもののようです。
美味しかった~。

日没のころ。ナヴァリノ湾は、スファクティリア島という細長い島で堰きとめられるような地形をしています。
だから、日没はこんなふうに湾の向こうの島影に日が沈んでいくように見えます。

Σφακτηρία (Google Maps)
 http://maps.google.com/maps?ll=36.933333,21.666667&spn=0.1,0.1&q=36.933333,21.666667

湾から外海への切れ目を、ヨットが走っていました。

ヨットがやってくるのをじーっと待って、撮った写真。

ピュロスの要塞、ニオカストロです。時間的にもう閉まっていて、中に入ることはできませんでした。

日が落ちるころになると夕食どきです。港のタヴェルナに人が集まってきて、にぎわい始めます。

日没…。

ピュロスでも古代劇の上演があったようです。
ギリシャ、オランダ、ベルギー、ドイツの高校生による上演で、アイスキュロスの『アガメムノン』。
場所はニオカストロで、27日の上演。残念ながら見ることはできませんでしたが、こんな舞台もあるんですね。
終わってしまったコンサートのポスターに重ね貼りされているというのがご愛嬌。(Ηλίας Κλωναρίδης という人みたいです)

ピュロスの八百屋さん。
昼食が少し遅かったので、夕食は果物と、隣のパン屋さんで仕入れて軽く済ませることにしました。

部屋に戻って夕食。パン屋で仕入れたクリームパイ(手前)とティロピタ(右:チーズパイ)。
パイはレンジで温めてくれました。お店の奥さんが、
「熱いわよ~」
と言って手渡してくれたのが、なんだか嬉しかったです。

おだやかに過ぎたかのように見えるピュロスでの午後。
しかし、実はちょっとしたトラブルがあったのですが、…それは次回のお楽しみ!

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Comments

Bクラスでリーズナブルって言うな! ヽ(`Д´)ノ
それにしてもパイがかなりデッカク見えます。
実際大きかった?

>gate7さん

で、でも、二人で68ユーロでしたよ。高くないですよね…?
ちなみに、案内された部屋はバスタブ無しでした。お湯はちゃんと出ましたよ。

パイはですね、写真に見えるとおりです。(笑)
後ろの桃とオレンジは、標準的な大きさですので。
「軽く済ます」つもりでもお腹いっぱいになっちゃうんですよねぇ。

お一人様34ユーロ、安いデス...。
シングルだと50ユーロ以上だろうな。
飯ナンパはともかく、宿ナンパはなぁ...。

ホテルは部屋単位の料金だから、一人より二人のほうが、かなり節約になりますよね。

どんな「ちょっとしたトラブル」だったのか、気になります・・・。
「英語もギリシャ語もまともにしゃべれない日本人がレンタカーでペロポネソス半島巡ること」について、どう思われますか?やっぱ無謀?
今年のゴールデンウィーク・ギリシャ旅行はどうしても、ペロポネソスに行きたくなってきてるのです(Bounoちゃんのせいです)。
って、まだ、飛行機のチケットが取れてないけど(泣)。

>tamaちゃん

「何もトラブルがなければ」、丈夫だと思います!
でもトラブったときには言葉って大切…と、しみじみ思いました。
「ちょっとしたトラブル」に書きますので、もうちょっと待っててくださいな。(^O^;)

チェックアウト(借出)・チェックイン(返却)のときのやりとりと、
ガソリンスタンドでの注文の仕方は必須なので、英語かギリシャ語で覚えておいたほうがいいです。

「満タンにして」は
Το γεμίζετε παρακαλώ.
だそうです。簡単カンタン!
あと、 απλή (レギュラー)って言わないと、σούπερ を入れられちゃいますよ。(笑)

道路標識はわりあい読みやすいので大丈夫です。
でもギリシャの道路地図はあったほうがいいと思います。
ギリシャ文字は読めるから大丈夫ですよね?(^_-)☆

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