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May 07, 2005

『アンティゴネー』 中島諒人演出

今日から開催の Shizuoka春の芸術祭に行って来ました。本日はSPACの若手演出家、中島諒人さんの『アンティゴネー』。写真は野外劇場「有度」です。

殺風景な、ワンルームの部屋のような場所で始められるお芝居。アンティゴネー、イスメーネははじめから狂気を含んでいるし、クレオンは器の小さい、何かにいつも怯えているような、でも権力を持っている嫌な男、という風に描かれていました。クレオンが最初に出すお触れを、テーブルに置かれたマイクに向かって話していたので、現代の私たちの世界と関連付けようとしているんだな、ということはすぐに分かりました。
後で演出ノートを見てみたら、収容所風の場所で看守によって強制的に演じられる『アンティゴネー』、ということだったんですが、さすがにそこまでは気がつきませんでした。ちょっと難しかったです。

アンティゴネーが幽閉されるシーン以降は好きでした。舞台の始めからずっと、光るテレビモニターを抱えていた男が実はテイレシアスで、携帯電話で預言を伝えるアイディアも面白かったし、クレオンの身内が自殺した後も、彼が何事もなかったかのように国を治めていく様子にも、何かうすら寒いものを感じました。原作でも確かに最後は彼一人だけが残されるわけで、もし彼が間違った政治を行っていたとしても、そのまま権力を持ち続けたのかも知れないんですものね。

それから、意図されていたのかどうかは分からないんですが、テイレシアスの台詞から、クレオンの犯した罪が何だったのかが良く分かりました。つまり、「生きた人間を死んだ者のように墓に閉じ込め、死した者を葬らずに地上に留めた、これは地下の神々への冒涜だ」、ということだったんですね。今まで良く分かっていませんでした。私だけかな。

さて、それから二枚目の写真は清水港の「Theまぐろ」で食べた地魚の握り。これからの静岡観劇日記はこのパターンでいくかも。(笑)

清水すし横丁
http://www.dream-plaza.co.jp/amusement/sushi/sushi_01.html

【DATA】

『アンティゴネー』評リンク

北野研究室
http://www.page.sannet.ne.jp/kitanom/theatre/spacanti.html

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