My Photo
May 2015
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

twitter

無料ブログはココログ

« VISAジャパンオリジナルピンバッジセット | Main | ネコが踏むくらい »

November 05, 2004

オイディプス王(幹の会)

平幹二朗演出・主演の「オイディプス王」を見てきました。
平幹二朗というと蜷川幸雄演出の「オイディプス王」(1986)がありますが、本人演出のものはこれが初めて。

宣伝として「ニューヨークのハーレムで、ゴスペルにのせて演じられる楽劇オイディプス」というのが先行していましたので、全く違った話になっていたらイヤだと心配していた知人がいました。念のために書いておきますがご心配なく、普通に「オイディプス王」でした。面白かったです。

旅芸人の一座が演じる「オイディプス王」という想定で、たまたま訪れた場所、ニューヨークのハーレムで披露されるという趣向。
演技自体は新劇風で、台本にもほとんど手は加えられていませんでした。それぞれの台詞は裏付けが強く意識されているようで、どんな感情に基づいてその言葉が発せられているのか、よく伝わってきます。非常に分かりやすい舞台です。

興味深かったのは、コロスの合唱部分が全てゴスペルのメロディーにのせて、日本語で歌われたところ。
合唱部分がどう表現されているかは、どの公演でも見所の一つです。しかし、日本の舞台で本当に「歌って踊る」コロスが見られるとは珍しいこと。また、ゴスペルと新劇の芝居なんてミスマッチなのでは、と思いきや、意外と違和感なくつなげられていました。ゴスペルの持っている「祈り」の力と、コロスのことばがうまく合っていたのではないかと思います。歌詞はこの舞台のために、メロディに合わせて再編集されたとのことです。

二、三、「これは要らないんじゃ…」と思ったシーンもありましたが、テイレシアスとテバイの羊飼いが良かったので満足でした。舞台の始めと終わりに、白い杖をつき手を引かれて現れる座長は、「コロノスのオイディプス」をイメージしているのでしょう。

紀伊國屋サザンシアターには初めて行きましたが、意外と小さいホールなんですね。こぢんまり、という印象でした。芝居も、「こっそり見に行っている」という感じがしてちょっと楽しかったです。

当日券は一応毎日出ているそうなので、これから行こうという方も間に合いそうです。
東京公演は11月13日(土)まで。


【DATA】

原作DATA:オイディプス王 (Wikipedia)
公式データ

2004.11.04-13 紀伊國屋サザンシアター
原作:ソフォクレス
訳 :福田恆存
演出:平幹二朗

スタッフ

音楽:永田平八/声楽監督:亀渕友香、小野寺哲美/美術:島次郎/照明:勝柴次朗/音響:高橋巖/衣裳:宇野善子/振付:前田清実/ヘア・メイク:武田千卷/演出補:遠藤吉博/舞台監督:村田明/宣伝美術:山本利一/写真:設楽光徳/制作:麻生かほり/プロデューサー:秋山佐和子/衣裳協力:秋山眞和/制作協力:(有)TMP・亀渕友香、ヴォイス・ワークショップ・江夏洋三、彩崎苺(パン・プランニング)/企画・制作:幹の会、(株)リリック/主催:テレビ朝日

キャスト

オイディプス:平幹二朗 /イオカステ:鳳蘭/ クレオン:原康義/ コリントスの使者・コロス:渕野俊太/ ゼウスの祭司・コロス:深沢敦/ 踊る男・コロス:桜井章/ 女(報告者)・コロス:後藤加代/ テイレシアス・コロス:藤木孝/ テバイの羊飼い・コロス:坂本長利/ コロス:廣田高志、水戸野雅代、三木麻衣子

« VISAジャパンオリジナルピンバッジセット | Main | ネコが踏むくらい »

Review」カテゴリの記事

Comments

Post a comment

(Not displayed with comment.)

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/42394/50985787

Listed below are links to weblogs that reference オイディプス王(幹の会):

« VISAジャパンオリジナルピンバッジセット | Main | ネコが踏むくらい »