2005年06月07日

『縛られたプロメーテウス』 億土点

演出:億土点(Power Doll Engine)
場所:野外劇場 有度
出演:Power Doll Engine
2005年06月04日 19:30~

劇場の写真ばかりでも変化がないので、今日はネコ写真にしますよ。背景は茶畑。さすが静岡。

さて、実際に上演される『プロメテウス』を見るのはこれが初めて。
期待半分、不安半分で見に行ったのですが、大当たりでした。こういうの、大好きです。最初に見た『プロメテウス』がこの作品で良かったと思いました。

この舞台、主役であるはずのプロメテウスは劇の冒頭で岩山に磔となり、上演の間じゅう縛られっぱなしです。主演が身動きできない劇。その間、観客を飽きさせずにどう見せてくれるか。
四足の鳥(天馬)に乗って登場するオケアノス、牝牛に変身したイオ、地の底へ沈むというラストシーンを、どう表現しているか。
山形治江さんの「ギリシャ悲劇 劇ガイドブック」(れんが書房新社)によれば、
「話のスケールが大きいだけに、失敗すると無惨」
とまで解説されていましたが、この日は大成功でした。

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2005年06月06日

『慈(めぐ)みの女神たち』 平松れい子

演出:平松れい子(Ms.NoTone
場所:楕円堂
2005年06月04日 14:30~

私にとっては分かりにくくて苦手な作品でした。

お話の筋は追えるんですけれど、このお芝居で作り手が表現したかったこと、伝えたかったことなどを、なかなか受け取ることができないままに上演が終わってしまいました。
別の方は「すごく良かった!」と言ってらしたので、受け手の質の問題なのかなぁ…と思うと残念でなりません。でも仕方ない。「オレステイア」を読み込んで、いつか出直します。

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2005年05月31日

『エレクトラ』 仲田恭子

演出:仲田恭子
劇場:静岡芸術劇場
出演:空間アート協会ひかり
2005年05月29日 17:00~

写真は楕円堂、たたみロビーから見える景色です。

人工芝が貼られた舞台。
床の左半分にはオセロのゲーム盤に似た格子が描かれていて、白い服に白い髪の、双子のような人物が、向かい合ってかがんでいます。彼らは白黒に色分けられた円盤を、無言で裏返し続けているところ。

やがて現れたエレクトラも、同じく白い髪に、太腿も顕わな白い服。水を汲むために持ってきたのは、アポロンの首のような形をした黒い壷です。彼女は自分の身の上について、目を見開いて語り始めます。

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幕間~まくあい~

Shizuoka春の芸術祭2005も、5月28-29日でようやく折り返し地点となりました。
この幕間に、北野さんが面白いテキストをうpしてらっしゃいました。なんか反応した方が良さそうな気がしてしまったので、リンクさせていただきます。

諸君、 私はギリシア悲劇が好きだ
http://www.page.sannet.ne.jp/kitanom/theatre/sukida.html

元ネタはHELLSING(ヘルシング)っていう漫画だそうです。「ミレニアム」の「少佐」のセリフ参照。

で、これに対する反歌としては、これしか思いつきませんでした。

  _  ∩
( ゜∀゜)彡 悲劇!悲劇!
   ⊂彡

…喜劇も好きなんですけどね。
さて、あと三週、頑張って観るぞ!

2005年05月23日

『トロイアの女』 第七劇場

演出:鳴海康平(第七劇場
劇場:楕円堂
2005年05月21日 14:30~

楕円堂にて、第七劇場の『トロイアの女』を観劇。
楕円堂には初めて入ったんですが、すごーくきれいな劇場でした! 靴を脱いで上がると、畳敷きのロビー。富士山と新緑、初夏の青空を眺めながら、開演を待ちます。

斜面に沿って建てられているので、客席に入るには薄暗い階段を地下二階くらいまで降りていく感じ。
内装は、木肌を生かした柱のほかは、黒で統一されています。室内ではありますが、円形劇場に近い感覚です。舞台奥にあたるところは黒い格子戸になっていて、とても上品な、和風の居間みたい。役者の出入りもここから行われていました。

さて、舞台上には金色の模様が施された、赤い敷き物。その上に、血で汚れたような、黒くて四角いちゃぶ台。芝居冒頭では、オーケストラの曲に合わせて着物の人物四人が舞います。運び込まれたいくつかの平たい皿には、抹香が焚かれている、という見立てでした。
美しーい。
和風の演出で演じられるギリシャ悲劇はときどき見かけますが、この『トロイアの女』では劇場と衣装の美しさがぴったりと合って、ここでなければ出せない雰囲気を作っていました。

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