2009年04月01日
ギリシャのサマー・フェスティバル 2009
*) 2009.05.17 アグリニオ公立地方劇団の公演内容に訂正を入れました。
今年もようやく、アテネ-エピダウロス・フェスティバルのプログラムが発表になりました。
Athens - Epidaurus Festival 2009
http://www.greekfestival.gr/
毎年夏になると、ギリシャ中の野外劇場や、保存状態のいい古代劇場で音楽や演劇のフェスティバルが開かれています。中でもヘロド・アティクス音楽堂でのアテネ・フェスティバル、エピダウロスの野外劇場で開かれるエピダウロス・フェスティバルは、ギリシャでも最大のもの。
これに、アテネのいくつかの会場と、エピダウロスの小劇場で行われるイベントをまとめたものが、アテネ-エピダウロス・フェスティバル(ギリシャ語では Φεστιβάλ Αθηνών και Επιδαύρου フェスティヴァル アシノン ケ エピダヴルー)です。
ヘロド・アティクス音楽堂でのオープニングは、2009年6月8日夜9時スタート! グルノーブル・ルーヴル宮音楽隊、マルク・ミンコフスキ指揮による、ハイドン作品のようです。(クラシック音楽は守備範囲外なのでよく分かりません!><)
まずはエピダウロスのラインナップが気になります。
アテネでは音楽、バレエ、オペラなど、多彩な演目が並びますが、エピダウロスで上演されるのは主にギリシャの古代劇です。上演は現代ギリシャ語、または外国からの劇団の場合、その国の言葉で上演されます。(字幕なし)
日本語でのタイトルと、内容について分かる点だけでもメモしておきます。急いで書き留めていますので、もし間違いなどお気づきになりましたらお知らせください。(なお、正確な情報は www.greekfestival.gr で必ずご自身にてご確認ください。当サイトでは、情報の正確性について責任を負いかねます…)
■エピダウロス・フェスティバル
2009.07.03-04
『雲』 アリストファネス作 キプロス演劇協会 ニコス・マツォラキス演出
2009.07.10-11
『フェードル』 ラシーヌ作 National Theatre of Great Britain Nicholas Hytner 演出
昨年に引き続き参加の National Theatre of Great Britain。
2009.07.17-18
『アルケースティス』 エウリピデス作 ギリシャ国立劇場 トマス・モスコプロス演出
トマス・モスコプロスは、昨年アテネの“ピレオス260”にて『バッコスの信女』を上演。
2009.07.24-25
『La Guerre des fils de la lumière contre les fils des ténèbres』 アモス・ギタイ
イスラエルの映画監督。公式サイトに同名の映画がありますが、この上演についてはよく分かりませんでした。
2009.07.31-08.01
『ペルシア人』 アイスキュロス作 ギリシャ国立劇場 Dimiter Gotscheff 演出
Dimiter Gotscheff は、ブルガリア出身でドイツの演出家。
2009.08.07-08.08
『トロイアの女』 エウリピデス作 北ギリシャ国立劇場 ニケティ・コンドゥーリ演出
ニケティ・コンドゥーリは、2003年東京国際フォーラムで上演された『アンティゴネ』の演出家。
2009.08.14-08.15
『鳥』 アリストファネス作 ソティリス・ハヅァキス演出
2009.08.21-08.22
『冬物語』 シェイクスピア作 サム・メンデス演出
サム・メンデスは、イギリスの舞台監督、映画監督。何も知らなくてお恥ずかしいのですが、サム・メンデスは1999年に映画『アメリカン・ビューティー』で米アカデミー監督賞ほか、多数の受賞をした人だとのことです。
作品は、The Bridge Project と題して、ブルックリンの Brooklyn Academy of Music、ロンドンの The Old Vic、サム・メンデスの Neal Street Productions が合同で制作する舞台のようです。
■エピダウロス小劇場
2009.07.03-04
『断片集』 アリストファネス作 エウリピデス作 アグリニオ公立地方劇団 ヴァシリス・ニコライディス演出
こちらはパリャ・エピダウロス(海岸沿いの村)にある、小劇場での公演。
『断片集』はアリストファネスではなく、エウリピデスの作品でした。訂正します。
今年は『アルケースティス』か、『ペルシア人』が見たいなぁ。
アルケースティスは、イオルコス王ペリアスの孫娘(ペリアスといえば、『メデイア』に登場するイアソンの叔父)。テッサリア地方ペライの王アドメートスと結婚し、王の身代わりとなって死んだ、貞淑な妻として知られています。上演される機会が少なそうなので、見てみたいです。
『ペルシア人』はギリシャで時々上演されていますが、まだ見たことがないのでこれもぜひ。ギリシャ悲劇には珍しく、神話ではなく史実のペルシャ戦争を扱った劇で、先王ダレイオスの亡霊出現シーンが見どころ。
どちらにするか、じっくり考えてみます。
本日は取り急ぎここまで。他に気づいたことがあれば、追記します。
【関連エントリ】
ギリシャのサマー・フェスティバル 2008
http://www.bouno.net/archives/2008/03/_2008_2.php