2005年05月15日
『メディア』蜷川幸雄演出
劇場:シアターコクーン
2005年05月15日 14:00~15:50
すみません、コクーンの写真撮り忘れちゃいましたので、帰りに寄ったSpyro'sでの前菜盛り。(^-^;)
さて、どうしよう。今私は2ちゃん語使いたくて仕方がないのですが。いいや、えい、使っちゃえ。
「うはwwwwwww。何このメディアおもすれー(^ω^)」
ネタバレありますので、これから観に行かれる方は以下ご注意くださいね。
山形さんの新訳は分かりすぎるほど明快。あ、この場面でこの人物は、こんな意味のことを言っていたのかー、と、今回初めて気づくことも多々ありました。ちょっと恥ずかしい。
大竹しのぶさん、すげー。女の心、子供の心、母の心、神の心が次々に入れ替わるのが見えるようでした。
「皆さん、私は決めました。できるだけ早く子供を殺し、直ちにここを去るつもり。」
の箇所では、すでにメディアは神懸っているのだ、ということが感じられるようでした。
クレオンは蜷川ギリシャ悲劇ではおなじみの、吉田鋼太郎さん。やっぱここの台詞が一押しでしょう。
「私は王だ。だが王に向かない性格だ。」
…爆笑さそってましたよ。(笑)
この台詞をはじめ、山形さんのギリシャ悲劇講座やレクチャーで何度か聞いたことのある解説が、そのまま舞台上に現れたような箇所がいくつもありました。「山形さんの魂が降りてきてる!」とつい思ってしまいましたよ。
イアソン役、生瀬さんかっこいいっすねー。もっと頼りない、ずるくて無責任なイアソンを想像していたのですが、意外でした。このイアソンなら、そりゃメディアもグラウケも惚れますって。
アイゲウスは、そんな能天気でいいのかよー、とちょっと心配になるくらい、メディアの「友達」であり、大親切な人。コリントスの女たちが「勇敢な方」と褒め称える箇所も可笑しかったです。
使いの者の、グラウケ・クレオンの死の様子についての報告にも語りの巧さを感じました。
どの登場人物も、台詞と感情とがしっかり噛み合って、違和感を感じる箇所がありませんでした。大げさな舞台装置を全部取り払って、俳優と台詞だけでも十分見られるお芝居だと感じました。
ただ大竹さんの台詞回しは、私にはちょっとテンポが早すぎ。ゆっくり味わったり考えたりしていると、置いていかれてしまう勢いでした。上演台本も入手したことだし、読み直してからもう一回くらい見に行きたいな。日曜でしたが、立ち見(当日券)は完売という感じでもなさそうだったので、時間があればチャレンジしてみます。
コロスの台詞はほとんどがユニゾンで、最近の『オイディプス王』『エレクトラ』と比べてもあまり変化がなかったように見え、そこはちょっと不満に思いました。
文中の台詞は上演台本(下記)より。
『メディア』エウリピデス作/山形治江訳/れんが書房新社
ISBN:4-8462-0298-4
【DATA】
原作DATA:メデイア
2005.05.06-28 シアターコクーン
公式データ
原作:エウリピデス
翻訳:山形治江
演出:蜷川幸雄
キャスト
メディア:大竹しのぶ/イアソン:生瀬勝久/クレオン:吉田鋼太郎
『メディア』評リンク
しのぶの演劇レビュー
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2005/0517232528.html
CLP クリティック・ライン・プロジェクト
http://clp.natsu.gs/20050514133111.html
http://clp.natsu.gs/20050601005933.html
北野研究室
http://www.page.sannet.ne.jp/kitanom/theatre/ninamedeia05.html
演劇◎定点カメラ
http://homepage1.nifty.com/mneko/play/NA/20050521s.htm
かのこの劇場メモ~半券の余白
http://reserve-seat.tea-nifty.com/kanoko/2005/05/post_6bb7.html
http://reserve-seat.tea-nifty.com/kanoko/2005/05/2_b671.html
Wonderland
http://wonderland.tinyalice.net/cgi/mt/archives/000355.html
ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。
http://blog.goo.ne.jp/sotashuji/e/cc3f998b61d1344a22ccc84bfc1b4ad5
Junk ―冥土の旅路日記―
http://d.hatena.ne.jp/tcj/20050506/p2
藤田一樹の観劇レポート
http://white.ap.teacup.com/kazudon/200.html
charisの美学日誌
http://d.hatena.ne.jp/charis/20050515
Trackback on "『メディア』蜷川幸雄演出"
このエントリーのトラックバックURL:
"『メディア』蜷川幸雄演出"へのトラックバックはまだありません。
"『メディア』蜷川幸雄演出"へのコメントはまだありません。